正法寺~西国三十三所第十二番札所~ [西国三十三所巡礼]
前回からの続きの西国三十三所巡りとなりまして、
京都府伏見区にある醍醐寺から山を越えて滋賀県へ車で向かいますが、
スマホマップで見つけた最短ルートへ向かうと通り抜け出来ないとの看板が・・・
仕方がないのでUターンし、
ぐるっと大津方面から国道1号(渋滞アリ)で回り込むこと約1時間半、
岩間山中腹にある第十二番札所”正法寺”(岩間寺)に到着です
けっこう寒い( ;゚Д゚)ブルブル
正法寺は通称岩間寺とも呼ばれ標高443mの滋賀と京都の県境にあり、
ここまで山道をひたすら上がって来ましたが気づけばこんな高いところまで。
正法寺ホームページには最寄りバス停から徒歩50分とあるので、
もし公共交通機関だったと思うと背筋がゾッとしたのは言うまでもありません
(※毎月ご縁日の17日は直通バスあり)
では無料駐車場に車を止めすこし参道を歩くと、
本堂へ向かう途中に漆黒の”仁王像”が睨みを効かせまさに仁王立ち
夜は怖いかも・・・(;一_一)
もしかすると誰もいなくなった夜な夜な目に精気が宿り、
台から降りて境内をウロウロ警備しているかも知れませんね(笑)
躍動感ある仁王像を見るといつもそんな妄想をしてしいます
そして駐車場から徒歩約3分ほどで、
西国三十三所第十二番札所の”本堂”(左)が見えてきましたが、
隣の”不動堂”(右)との間には小さな池”芭蕉の池”がひっそりと佇んでおり、
「古池や 蛙飛びこむ 水の音」
はここで詠んだ句と伝えられています。
池の写真は撮ったつもりなのにいつの間にか消えていてショック大
その前の大きな木は”火伏の銀杏”と呼ばれる樹齢450年モノ
もうほとんど散っちゃってますが当山護法善神の【妻龍王】が住むといわれ、
よい水を司り雷難・火難を除き大魔から護り給うとのこと。
残念ながら龍の姿は見えませんでしたが、
正法寺は『ぼけ封じ観音』以外にも『雷除け観音』ともいわれ、
毎年4月17日には雷除け法要(雷神祭)が奉修されたくさんの人が訪れるそうです
もちろん手水も龍~( ̄ー ̄)ニヤリ
では身を清めたところで”本堂”へお参りしますが、
拝観料は500円が必要なので隣接する納経所へ行きますが誰もいません
このままスルーで拝観出来そうな雰囲気ですが、
御朱印をいただかなければならないし何より寝つきが悪いので、
大きな声で拝観したことを告げ800円(内御朱印代300円)を納めます
合掌~( ˘ω˘ )
ご本尊は15cmほどの【千手観世音菩薩立像】で三重の逗子に納められますが、
小さな御丈からなかなか惹きつけられる魅力を放つ仏像。
一説には毎夜日没と共に逗子を抜け出し、
苦しむ人々を救済して日の出頃にまたここに戻られるとか・・・
その時はもう汗びっしょりなので『汗かき観音』さんとも呼ばれているそうです。
拝観してから数日経ちますが、
まだ枕元にはいらっしゃってないのでこれから末永く待ちたいと思います
しっかり”御朱印”もいただいたところで本堂をあとにし、
ちょっと離れたところに西国三十三所の”お砂ふみ道場”があったので見学
こちらは各霊場のお砂ふみ場が設置されており、
西国三十三所を巡ったのと同じ功徳を得られるという信仰です。
ちなみにお砂はそれぞれ踏み石下に納められていますよ
なかなか時間がなかったり体調が不安で全部を巡ることが出来ないかたは、
こちらで観音菩薩様との尊き縁を深められてはいかがでしょうか?
もうすぐ除夜の鐘か~(≧▽≦)
1年経つのは早いもので年を取るスピードがとてつもなく早くて怖い
この調子だと東京オリンピックや大阪万博なんて来週ですね(笑)
では駐車場へ戻り下山したいと思いますが、
その前に参道で気になっていた”白姫龍神”という石碑を最後にご覧ください
とりあえず女性のかたは合掌~( ˘ω˘ )
こちらは開山泰澄大師が加賀の白山での修行中に白馬に乗った美女に会い、
「余は白山妙理大権現である。」
と言われ大師はこの岩間山に白姫龍を勧請されました。
女人がこの神を崇めると美女になると伝承されていますので、
写真では威力半減かも知れませんがどうぞ思う存分お祈りくださいませ
ではまだ時刻は午後1時すぎなので、
せっかく滋賀まで来てこのまま奈良へ帰るのはもったいのうございます!
ちょっと滋賀をウロチョロしてきましたので、
その模様はまた次回ブログにてお送りしたいと思います(^^ゞ
<正法寺(岩間寺)>
拝観時間 9:00~16:30
拝観料 500円
住所 滋賀県大津市石山内畑町82
ホームページ⇒http://www.iwama-dera.or.jp/
価格:5,400円 |
確かに夜は怖そうな場所だね(゚□゚)
しかし、拝観料もチョッと高いねw
by 英ちゃん (2018-12-17 01:00)
>バス停から徒歩50分
よほど確固たる信仰心がないと
物見遊山の観光気分では挫折しそうですね。
by いっぷく (2018-12-17 02:53)
『汗かき観音』ですか、是非とも拝観したいです。
滋賀県にも参拝したい寺社がいろいろあります。
by johncomeback (2018-12-17 05:57)
バス停から50分も歩くのは厳しいですねぇ(°_°)
さすが龍が住むと言われる火伏の銀杏があるお寺、
手水口の龍がとても立派( ^ω^ )
「白姫龍神」かみさんに伝えなきゃw
by ニッキー (2018-12-17 07:14)
芭蕉の句はこちらで詠まれたのですね〜
ふむふむ考え深いものがこみ上げます 我が駅の お隣さんのお隣さんの駅には 芭蕉が通った松の道があり芭蕉の銅像があります(^^)
お祝いのコメントありがとうございます
嬉しいです 手を繋いだ息子の手がとても冷たかったのを覚えています でも私が熱く燃えていたのかもしれませんね(^^)感激と感動の楽しめたお式でした\(^o^)/
by チャー (2018-12-17 07:15)
しっかりと最後の写真に合掌させていただきましたよ^^♪
by caveruna (2018-12-17 13:28)
私もスマホマップでひどい目に遭ったよ。
迷子になっちゃったんだ。
困るよね。
拝観料500円 高いな
by ゆうみ (2018-12-17 18:23)
滋賀と京都の県境にある標高443mの正法寺、
最寄りバス停から徒歩50分だと、
たしかに徒歩ではツラいですね。。。
俯瞰ポイントを目指す徒歩鉄のようなもの?(笑)
ご本尊の千手観世音菩薩さま、
yamatonosukeさんの枕元に表れますように。
ご利益あるといいですね(^^)
by あおたけ (2018-12-17 19:17)
芭蕉の有名な句はここで詠まれたのですね
”芭蕉の池”見たかったなあぁ…と思ったら
美女になれる”白姫龍神”ですって!
思う存分お祈りさせていただきました←ゲンキン♪
素朴な質問ですが・・・西国三十三所巡礼の御朱印帖
右側のページは初めから印刷されているのですか?
by raomelon (2018-12-17 20:48)
芭蕉の池は蛙の祟りにより写真が写らない!とかだったり。
歳取ると時間が早く感じますね。そして仕事の納期も早く感じると(笑)。
by tai-yama (2018-12-17 23:31)
樹齢450年の銀杏とはすごい樹齢ですね。
葉がなくても迫力を感じますね(^-^)
by ぼんさん (2018-12-18 09:19)
≫英ちゃん さん
道中も考えると夜はいろいろ出そうな予感です(笑)
拝観料は醍醐寺のあとなのでお安く感じる・・・
by yamatonosuke (2018-12-18 23:03)
≫いっぷく さん
本来ならば50分歩いてこその巡礼なのかもしれませんね(;^ω^)
by yamatonosuke (2018-12-18 23:04)
≫johncomeback さん
観音様は小さいながらも見応えありました。
ぜひ機会があれば滋賀でお寺巡りしてくださいね♪
by yamatonosuke (2018-12-18 23:07)
≫ニッキー さん
歩きだったら辿り着いていないかも?
しかし自転車で上がってくるチャリダーもいたりして・・・
日本国道最高地点の渋峠でもそうでしたが彼らはスゴイとしか言いようがありません(*''▽'')
奥さんの美女にさらに磨きがかかったのでは♪
by yamatonosuke (2018-12-18 23:14)
≫チャー さん
芭蕉の池の写真がなくてスイマセン(-_-;)
松尾芭蕉は伊賀忍者だった説~
by yamatonosuke (2018-12-18 23:16)
≫caveruna さん
信じるか信じないかはあなた次第です~合掌~( ˘ω˘ )
by yamatonosuke (2018-12-18 23:18)
≫ゆうみ さん
車で突入するにはかなり勇気がいりそうな道でした(笑)
醍醐寺のあとだから拝観料が安く感じるマジック!
by yamatonosuke (2018-12-18 23:19)
≫あおたけ さん
おそらくこの鈍足では50分では無理でしょう(>_<)
お弁当持参で朝から半日がかりで挑まなければ帰ってこれないかも・・・
俯瞰ポイントを目指す徒歩鉄さんスゴイです♪
ちなみに千手観世音菩薩さまは今夜現れそうな気がする~
by yamatonosuke (2018-12-18 23:23)
≫raomelon さん
芭蕉の池の代わりといってはなんですが白姫龍神で今回はご勘弁を♪
待ち受け画面にしていただいてもいいですよ(笑)
御朱印はおっしゃる通り右ページは最初から印刷されていて、
実際お寺で書いてもらうのは左側の文字だけです。
by yamatonosuke (2018-12-18 23:29)
≫tai-yama さん
その祟りで写真がなくなったのかも!
ほんと1年なんてあっという間です。
もう有馬記念か・・・
by yamatonosuke (2018-12-18 23:31)
≫ぼんさん
ほとんど葉っぱは落ちてしまいましたが、
とても大きな銀杏の木は何かいそうな予感~(^^♪
by yamatonosuke (2018-12-18 23:36)