世界遺産「熊野那智大社」を参拝☆ [寺社仏閣]
※2017年7月26日の記事
前回から引き続き”南紀”(和歌山)をバイク旅中~
国道42号を走っていると那智駅あたりから、
「熊野那智大社」の案内板が出ていますので進路を山側にとります。
ここから約8kmとあり那智山の標高約300mにある神社なので、
那智駅から路線バスも運行しているようです。
私はバイクでクネクネした山道を快調に上って行きます。
(大きな木に覆われて気持ちいい道)
しばらくすると目の前に「那智の滝」がドーンと現れますが、
まずは参拝からと先へ進むと飲食店やお土産店が多数出現。
どうやらバイクで来れるのはここまでのようで、
参拝道の長~い石段を歩いて上ることにします
石段の数は467段ということで木の杖の貸し出しなんかも
時刻は午前8時でまださほど暑くはありませんが、
セミが鳴き声を聞きながら気合いを入れてのスタートです
普段の運動不足がたたってけっこうキツイ
これからはエスカレーターではなく日頃から階段を使おうと、
心に誓いながら上ること5分、
”那智山熊野権現”と書かれた大鳥居前に到着
どうやらここが「熊野那智大社」の入り口のようですが、
まだまだその先には石段が続きます・・・
息が上がりながらも参拝道入り口から約10分ほど、
やっとの思いで上りきりまずは「手水舎」で身を清めます
なんとツインドラゴン!
もともとは那智の滝にあった神社がここに移り、
那智の滝は”白い龍”ともいわれる所以かな?
2つの龍の手水口なんて初めて見たかも知れません。
那智の”瀧”とも境内案内板には表示されていて、
水と龍をとても大事にされている神社なのでしょう
こちらが「拝殿」でとっても厳かな雰囲気
熊野のクマには”奥まった処””隠れたる処”との意があり、
そこは上座であり聖なる地と位置づけ”クマ”と”カミ”は同じ意味だそう。
”クマノ”は”カミの野”で神々の住まえる地といわれ、
そんな雰囲気がピッタリ当てはまる空気が漂う神社です。
そして拝殿の奥には「社殿」が第一殿から第五殿まで鎮座しており、
その左には第六殿(八社殿)と御縣彦社が鎮座
御縣彦社はサッカー日本代表でお馴染みの”八咫烏”をまつるお社。
あまりサッカーのことは詳しくありませんが、
今度のワールドカップの出場を祈願
境内には樹齢約800年といわれる大楠があり、
(※天然記念物)
驚くのは中が空洞化しており”くぐり抜け”が出来るんです
胎内くぐりと呼ばれるそのくぐり抜けは初穂料300円。
では無病息災を願い護摩木を持って中へ入ると、
ひんやりとしていてとても静かな空間にちょっと圧倒されビビり気味・・・
しかし上下左右から木の香りをいっぱいに感じ、
樹齢約800年の大楠のパワーを全身で受け止めます
境内からは那智谷や那智原始林(世界遺産)の風景を一望
こちらの”熊野那智大社”(那智勝浦町)と、
”熊野本宮大社”(田辺市)”熊野速玉大社”(新宮市)を「熊野三山」といい、
これらを巡ることを「熊野詣」と称します。
熊野古道を歩いて世界遺産の巡礼はなんとも素敵だとは思いますが、
その前に私は体力をつける事が優先です
体力に自信のある方は一度挑戦してみてはいかがですか
ではこの後はすぐ隣にある西国三十三所第一番札所、
「青岸渡寺」へ参拝しますがその模様は次回ブログにて(^^)/
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