「矢田寺」は日本のお地蔵さまの発祥地 [大和十三佛霊場巡り]
※2016年10月13日の記事
奈良・大和郡山市の西側、
矢田丘陵の中心矢田山の中腹にある、
「矢田寺(金剛山寺)」へ行ってきました☆
小さな山門から石段を上っていきましょう♪
本堂まではちょっとした石段、
石段廻りは紅葉シーズンはとても綺麗そう☆
石段を10分ほど上がると正面に本堂が見える参道へ☆
後ろに見えるのが矢田丘陵で、
このお寺が山の中腹にあるのが見て取れます。
こちらが「矢田山/金剛山寺 矢田寺」☆
こちらの矢田寺は”矢田の地蔵さん”で親しまれ、
日本最古の「延命地蔵菩薩」が安置されています。
その地蔵菩薩が安置されて以来”地蔵信仰”の中心として栄えた「矢田寺」は、
万葉の昔より矢田の里と呼ばれていたことによるもので、
奈良時代の記述にも「矢田寺」の名称があるそうです♪
振り返るとお坊さんの姿。
一直線の参道をお坊さんが歩く姿はとても”奈良っぽい”ですね♪
こちらの本堂までの参道の途中には、
「みそなめ地蔵」が立っておられます☆
その由来は・・・その昔。
近在の農婦が自家製の味噌の味が悪くなり困っていたころ、
ある夜の事、夢の中に石のお地蔵様が現れて、
「我にその味噌を食べさせてくれたら良い味にしてやろう」とお告げに。
翌朝、矢田寺へ参って参道を見ると夢に立たれたお地蔵様がおられたので、
早速くだんの味噌をその口許にぬったところ、
味噌の味が直っていたそう。
新しい味噌を作ると味が良くなるようにと、
こぞってお地蔵様の口許へぬるので誰言うとなく、
「みそなめ地蔵」と呼ばれるようになったそうです。
試しにお地蔵様の口を嗅いでみると味噌のニオイがするような気が♪
あとこちらの寺は「あじさい寺」として訪れる人も多いほど、
6月~7月ごろは境内一帯にあじさいが咲き誇ります☆
山アジサイから西洋アジサイまで多種にわたり、
約60種1000株のアジサイを楽しむことができるそう。
ぜひ一度そのアジサイを見てみたいものですが、
約1年後なのでそれまで覚えている自信が・・・。
紅葉はまだまだこれからの模様、
色づき始めたらまたコヨウ♪
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