善峯寺~西国三十三所第二十番札所~ [西国三十三所巡礼]
昨年10月以来の【西国三十三所巡礼】を今年も張り切って再開。
奈良から車で京都へ入ると西京区の山をどんどん上り、
標高350mの西国三十三所第二十番札所『善峯寺』へ無事到着です
重厚感ある~(´▽`)
こちら山門(楼門)は正徳六年(1717年)に建立されたもので、
どっしりとした楼下には金剛力士像が鋭い眼光で睨みをきかせます。
ちなみに『善峯寺』(よしみねでら)と訓読みです
※開山は1029年
では入山料500円を納め(駐車場も500円)山門をくぐると、
すぐ目の前現れる”観音堂”(本堂)は元禄5年(1692年)に建立されたもの
山寺の雰囲気満載(=_=)
今まで京都街中の巡礼所が多かったので久しぶりの山寺ですが、
冬の寒い時期とあってか空気がとても澄んでいるようで気持ちいい清々しさ
ここでは時間がゆっくりと流れているような印象を受けます。
ではちょっと珍しい竹の手水で身を清めて参拝スタート。
『善峯寺』の御本尊も西国三十三所と同じ”千手観世音菩薩”ですが、
残念ながら秘仏とされているのでお目にかかることは出来ません
ちなみに次の開扉は開山から1000年にあたる2028年になるそうで、
木造漆箔・像高178cmの御本尊を拝める日が近いかも?
これを逃すとまた1000年見られなくなるので見逃厳禁ですね。
※たまに特別開扉アリ
ではお線香の煙に身を包まれ本堂へお参りしたあとは境内を拝観しますが、
そこは山寺だけあって約40分のアップダウンな拝観コース。
そしてまず目に飛び込んできたのが”遊龍の松”という国指定な天然記念物
長すぎ・・・(;一_一)
藤棚のように枝が張り巡らされた松の木は樹齢600年以上とされ、
驚くのはその全長37mが1本の松の木から派生されているということ!
主幹が地を這うように伸びる巨大な松の木はまさに龍が遊んでいるかのようです
平成6年に虫食いにより15mほど切断され今の形になったそうですが、
それでも1本の松がこれだけ横に伸びているのは圧巻の光景。
今にも龍にその姿を変えのそのそと動き出しそうです(笑)
遊龍の松の隣に立つ”多宝塔”(国重文)は元和7年(1621年)の建立とされ、
歴史を感じる檜皮葺は草木が色づく季節にはよく映えるかも。
しかし雪が散らついてきた冬の寂しげな雰囲気もまたいとおかしです
こっち側は初めてかも( ̄▽ ̄)ホー
清水寺など東側から京都市内を眺めたことは多々あれど、
西側から京都市内を眺めるのは記憶になく”比叡山”をはるか向こうに捉えます。
とてもいい眺望は初日の出にはたくさんの参拝者が訪れるのかも?
こっちは行かない(>_<)
3万坪といわれる境内はまだ上に続き狛犬様にも誘われていますが、
雪も散らつく天気にこれ以上歩みを進めるガッツはナシゴレン・・・
開運出世の薬師如来像を安置する薬師堂や青蓮の滝はまたの機会に
ではあとは下って行くだけですがここだけ塀に石畳とちょっと武家屋敷チック。
江戸時代には徳川5代将軍綱吉公の生母である桂昌院を大檀那(大檀家)とし、
現存の鐘楼や観音堂を復興されたとあるのでその影響かもしれません。
そして最後にご覧いただくのは、
こっちでは流れてないJR東海【そうだ京都、行こう】のCMですが、
それに登場して一躍有名になった”桂昌院しだれ桜”でございます
まだ早いよね~(@_@)
例年見ごろは4月7日前後だそうなのでまだ蕾にもなっていませんが、
それでも樹齢300年の見事な枝っぷりは荘厳に咲き誇る姿は容易に想像。
もうすぐ今年もコレ目当てにたくさんの人がやって来るでしょうね。
他にも『善峯寺』の境内には彼岸桜や山桜など、
1000本以上の桜があるのでまたその時期に訪れてみたいもの。
その前に梅だ(ー_ー)!!
こちらは蕾がぷくっとしてきて今にも開花を待ちわびているご様子。
ホームページによると例年では3月上旬が見ごろだそうですよ
<御朱印>
<善峯寺>
入山時間 午前8時~午後5時
入山料 500円
住所 京都市西京区大原野小塩町1372
価格:1,700円 |
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”遊龍の松”はスゴいですね。
枝垂れ桜も咲いたら見事だろうし、御朱印も素敵、
ココには桜が咲く頃に是非行ってみたいです。
by johncomeback (2020-02-06 05:56)
迫力ある荘厳な山門ですねぇ( ^ω^ )
「遊龍の松」、全長37mってすごい(°_°)
3万坪の境内、散歩日和の日じゃないと・・・ですね(⌒-⌒; )
by ニッキー (2020-02-06 07:05)
樹齢600年以上の松の木、37mとはすごいですね!
その迫力を自分の目で見てみたいです(^_^)
by ぼんさん (2020-02-06 08:07)
わぁっ、風格ある立派な山門、美しい♪
この山門を眺めるだけでしばらく時間をかけちゃいそうです(笑
長~い松は、とても長寿さんなのですね、梅や枝垂桜、40分の散策コースと春に歩くとたのしそうですね、山寺っていいなぁ(*'▽')
美味しいおだんごはなかったのでしょうか?・・画像が見えません(笑
by ちぃ (2020-02-06 08:36)
山門が立派だね。
横に伸びてる松の木も凄いね(゚□゚)
京都市内を眺めも良いんだね。
by 英ちゃん (2020-02-06 09:28)
遊龍の松、兼六園にもこうして支柱で支えられ横へ横へと伸びている
松がいくつもありました。
自力では支えられない方向へ延びる性質なのか?そのように横へと
這うように伸ばすのが技法なのか?謎です。
しだれ桜w そうなんですね。「そうだ京都行こう」は関東にいる頃はよく見てましたよ。神戸、大阪、京都の三都物語とかね(^^
西京区はあまり行かない方面で、このお寺の存在も知りませんでした。貴重な情報をありがとうございます。
by marimo (2020-02-06 09:36)
細いクネクネ道をはるばる、善峯寺に行かれたのですね^^
着いてしまえばこっちのもの(笑)
ハイキングコースのように広い境内は見晴らしも良く
清々しい気持ちになりますね^^
遊龍の松は何分割かしないとカメラに収まりませんw
本当に圧巻のひと言です!
桜の季節も良さそうですね
秋にしか行ったことが無いので、春も行ってみたいです(*´ω`*)
by raomelon (2020-02-06 10:34)
こんにちは。
「善峯寺」格式あり、軒が深い山門ですね。
「千手観世音菩薩」を見れないのは残念です。28年後は厳しいー(笑)
「遊龍の松」も見事で歴史を感じます。ギネス申請?したい感じ。
樹齢300年の「桂昌院しだれ桜」も楽しみですね。
これは2ヶ月後に鑑賞出来そうですね!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2020-02-06 11:43)
まさにどーーんと構える善峯寺の山門、
その荘厳な迫力もさることながら
300年以上の歴史の重みも感じます☆
さらに古い本堂のほうも、その味わい深い佇まいと
まわりの山々がマッチしていますね(^^)
1000年に一度だけ拝める秘仏のご本尊、
見られることのありがたみが大きいですね。。。
境内から望む京都の街がまた、いい眺め〜(´▽`*)
桂昌院しだれ桜も開花が楽しみですが、
やっぱし激混みなんだろうなぁ。。。
by あおたけ (2020-02-06 13:03)
確かにここは行った!と思いつつも薄れゆく記憶・・・・
でも”遊龍の松”ではっきり思い出しました。
この松は本当に凄い迫力ですよねー。
緑も濃くって本当にうねうね動き出しそうでした。
山寺、私もいつもどこまで登るか悩みます。
ヘタレなので一番眺めが良い、と言われるところまで
たどり着いたことはほとんどないです(⌒-⌒;
梅、国立博物館の展示を見に行きがてら奈良公園でみようかと思っています。
今は観光客少ないんじゃないかなーなんて期待してw
by ちぃ (2020-02-06 15:35)
「遊龍の松」だけでも、この寺を訪れる価値がありますね。
立派です。
by ヨッシーパパ (2020-02-06 18:57)
善峯寺、なんとなく名前に憶えがあるなと思ったら
「遊龍の松」なるほど~
父が生前こちらのお寺に参拝して
「機会があれば一度見ておいた方が良い」と言っていたのです
未だご縁がなくてすっかり忘れていましたが
これは見に行かなくては!
by 藤並 香衣 (2020-02-06 21:45)
梅や桜が咲いたら混みそうですね〜。
でも、見てみたい
by mau (2020-02-06 22:34)
遊龍の松が「龍」になった時、お寺さんは敷地毎、空に飛んで
行きそう・・・・。京都はコロナの影響で観光客が少ないとか。
京都観光はもしかしたら今がチャンスなのかも。
by tai-yama (2020-02-06 23:12)
冬でもしっかりお出かけしてる♪
見習わなきゃ〜
そろそろ梅が咲き始めています!
やはり今年は早いですねぇ。
by caveruna (2020-02-07 00:24)
≫johncomeback さん
”遊龍の松”はさすが天然記念物でございます。
でも外国人観光客はしだれ桜にしか目が行かないんだろうなあ~
桜が咲くころはこの日みたいに貸し切り状態ではないでしょうね(^-^;
by yamatonosuke (2020-02-07 22:42)
≫ニッキー さん
そうなんです。まずこの山門の迫力に圧倒されました(^^♪
「遊龍の松」はよくこんなに横に伸びたなというほど(笑)
木の生命力をびんびんに感じる素晴らしい光景でした。
by yamatonosuke (2020-02-07 22:43)
≫ぼんさん
昔はもう少し長かったみたいなのでこれ以上は短くなってほしくないですね。
幹もぶっとくてとても力強い松の木ですよ(^^♪
by yamatonosuke (2020-02-07 22:44)
≫ちぃ さん
まずこの山門に圧倒されるだけでなく境内にはそれ以上の長~~~い見事な松の木☆
ここはビックリ箱かというくらい興味深いものが色々飛び出してきました(^^♪
ちぃさんだったら40分の山道ぐらい平気だと思いますがなにせ日頃運動不足なものなので・・・
おだんご・・・よく見たら最後の梅の蕾ががおだんごに見えませんか(笑)
by yamatonosuke (2020-02-07 22:45)
≫英ちゃん さん
大迫力の山門でございます。
横に伸びる松の木は写真に入りきりません(>_<)
by yamatonosuke (2020-02-07 22:46)
≫marimo さん
私も兼六園の池に伸びる松の木を思い出しました。
上にしか伸びてない松の木は枝を剪定しているのでしょうかね?
「そうだ京都行こう」は耳にするだけであまり実感ありませんが、
善峯寺のしだれ桜を取り上げるとはなかなかやるな(何故か上から)
西京区といえばやっぱり嵐山になっちゃいますが、
ぜひ機会があれば善峯寺へもどうぞ(^^♪
by yamatonosuke (2020-02-07 22:47)
≫raomelon さん
対向車くるなと祈りながらのくねくね道でした(笑)
駐車場に大型バスが止まっていたのにはちょっと焦りが・・・
雪が散らついたこともあり境内はピンと張り詰めたような静寂さがまたいとおかし♪
そうなんです。遊龍の松は写真では入りきりませ~ん(>_<)
3万坪の境内は紅葉の季節は思いっきり色づき綺麗でしょうね♪
by yamatonosuke (2020-02-07 22:48)
≫Boss365 さん
駐車場からは回り込むかたちになりますので、
間近に山門が現れた時はその力強さに圧倒されました。
28年後の「千手観音菩薩」はぜひ見てみたいものですが・・・(^-^;
こんなに横に伸びるのかという「遊龍の松」やその華やかさが想像できる「桂昌院しだれ桜」と、
かなり見応えのある西国三十三所札所でした(^^♪
by yamatonosuke (2020-02-07 22:50)
≫あおたけ さん
山門は駐車場から回り込むかたちになりますので全体が入りきらず屋根が途切れたのが残念(~_~)
でもその迫力が伝わったようでとても嬉しく思います。
ほんと静かにたたずむ山寺の雰囲気満載で、
ここではマスクを外して思いっきり深呼吸しました(周りには誰もいない)
そして1000年に一度の御本尊!
これを拝めたらおそらく極楽行き確定でしょう(笑)
桂昌院しだれ桜はおそらく写真撮影に熱心な外国人観光客がたくさん訪れるでしょうね(^-^;
by yamatonosuke (2020-02-07 22:50)
≫ちぃ さん
”遊龍の松”で思い出すとはそうとう記憶に残るインパクト!
おそらく私もこの光景はいつまで忘れないことでしょう☆
もしかしたら夜な夜なうねうねと動いていて翌日にはちょっと幹の位置が変わっているかも(笑)
もっと上は京都市内の景色が良いみたいですがここあたりが限界(>_<)
寒い日でも明神山で健脚を鍛えたいと思います(思うだけ)
奈良公園は実際どうなんでしょうね。
山焼きの日は多かったですがまた近々この目で確かめてきます(^^♪
by yamatonosuke (2020-02-07 22:52)
≫ヨッシーパパ さん
西国三十三所巡礼をしていると思わぬお宝とも出会えます♪
by yamatonosuke (2020-02-07 22:52)
≫藤並 香衣 さん
「遊龍の松」にそんな思い出があったとは・・・
その繋がりに立ち会えたことを嬉しく思います。
奈良からだと私は下道でしたが、
国道24号から八幡市を抜けて約1時間半。
最後の山道はちょっと狭いので対向車にお気を付けください(^^♪
by yamatonosuke (2020-02-07 22:53)
≫mau さん
奈良でもよく見かけますがアジア系観光客は桜を独り占めするので困ります(~o~)
by yamatonosuke (2020-02-07 22:54)
≫tai-yama さん
遊龍の松が「龍」になるのは1000年に一度の御本尊公開時が怪しいですね・・・
京都市内から西の空を見ると昇り龍が見えたりして(汗)
この日は京都市街地に寄っていないので観光客は不明です(≧▽≦)
by yamatonosuke (2020-02-07 22:55)
≫caveruna さん
雪が散らつく凍てつく寒さでした(>_<)
ほんとうだったら自分の足で訪れたかったのですがそこはなにとぞ寛大な心で(笑)
もう梅が咲き始めてますか!
この調子だとあっという間の春近しですね♪
by yamatonosuke (2020-02-07 22:56)