旧柳生藩家老屋敷は奈良唯一の武家屋敷☆ [奈良・旅行]
※2017年3月16日の記事
柳生は江戸時代に将軍家剣術指南役として権勢を振るった、
柳生氏が藩主として治めた一万石の剣聖の里です。
そして江戸時代後期に柳生藩の家老として、
藩の財政を立て直した”小山田主鈴”の旧邸が、
『旧柳生藩家老屋敷』です☆
この立派な石垣の上に屋敷が現存。
柳生藩主は江戸常住と定められていたので、
柳生に帰ることはほとんどありませんでしたが、
明治4年の廃藩後に最後の藩主柳生俊益(俊郎)が三たび立ち寄った記録があるそうです。
現在は奈良市に寄贈され一般公開されている、
奈良で唯一の武家屋敷となっております♪
「表門」はまさに時代劇に出てくるような雰囲気。
両側に長屋があり(長屋門)中間部屋としていました。
明治になって茶づくり部屋に改造されましたが、
一部を残して両はしの部分は取壊しに。
ここから門をくぐるには手形350円が必要です♪
奈良でこういう屋敷を見るのは珍しいかもしれませんね。
茶人”木津宗詮”の指導を受けたという前庭がとても風情があります。
屋敷内の梁はとても低いです
部屋には柳生関連の資料や道具類などがたくさん展示されていますよ♪
柳生十兵衛三厳が開発した柳生杖(上段)と木刀(下段)。
柳生杖の中にはなんと鉄棒が仕込まれているそうです!
これで叩かれたらとても痛そう~
柳生石舟斎宗厳を流祖とした「新陰流」は、
剣術の極致として”無刀”の術理。
素手で相手の刀をとる”無刀取り”は新陰流の秘術です
宗厳は徳川家康に兵法の秘術を示し「新陰流」が名声を高めることに。
宗厳の五男宗矩の系統は江戸柳生、
宗厳の長男厳勝の次男利厳の系統は尾張柳生と呼ばれています。
十兵衛映画やドラマを見ていると笠を被った姿が印象的ですね。
笠の下には眼帯をした十兵衛登場!といったところかな♪
柳生家家紋も”二蓋笠”と呼ばれる二つ笠を記した模様となっております。
奥庭は原形をできるだけとどめるように修復され、
樹齢約200年の巨木が残されています。
その昔は前庭と合わせて大小二十四基の灯籠が配置されていたそうですよ♪
これにて『旧柳生藩家老屋敷』をあとにします。
柳生一族の歴史がとてもよくわかるスポットなので、
(柳生家系図なども有)
柳生の里を訪れた際にはまずこちらへ立ち寄りましょう~。
帰宅後はすぐにでも”柳生モノ”の映画を見てみたいな~、
と思っているとタイミングよくBSで放送。
題名は失念しましたが、
その中では故・松方弘樹さんが秘術”無刀取り”を披露されていましたよ( ◠‿◠ )
価格:73,280円 |
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