奈良の冬の名物詩”若草山焼き”に密着~2017.1/28~ [奈良・旅行]
※2017年2月2日の記事
前回の記事で挑戦参加した、
”鹿せんべい飛ばし大会”が行われた同じ山。
その若草山での本日のメインイベントが、
夜空を真っ赤に染める『若草山焼き』と呼ばれる伝統行事です
この山焼きは毎年1月の第4土曜日に開催され古都・奈良に早春を告げるもの。
その火種となるのが春日大社境内飛火野で行われる、
「大とんど」から始まります☆
お正月の注連縄飾り、縁起物などをお焚きあげ、
無病息災や招福を祈る御神事が「大とんど」です♪
「大とんど」の高さは3m、縦横5×5と巨大な火炉☆
その手前には竹筒に入った”御神酒”も用意され、
お燗されたお酒は集まった人達へ。
ふるまい酒なので少量ですが生酒のような滑らかなお味です♪
では聖火行列に備えて「水谷神社」付近へ先回り~。
<17:10~>
御神火が「大とんど」会場飛火野から聖火として、
金峯山寺の山吹による法螺衆に先導された厳粛な時代行列により、
まずは「水谷神社」まで運ばれます☆
(前回訪れた金峯山寺の記事はこちら→奈良・吉野の紅葉散歩~世界文化遺産・金峯山寺~)
御神火の撮影に失敗しました・・・どなたかが持っているハズ
法螺貝の音色が響く中を御神火が運ばれる様子は厳粛な雰囲気が辺りを包みます。
<17:20~>
聖火行列で運ばれ御神火が「水谷神社」にて松明に点火。
点火された松明は笛の音色に導かれて若草山麓にある「野上神社」へと移動します。
なので私も聖火行列の後に続いて若草山へ☆
<17:40~>
「野上神社」のかがり火に御神火が点火され、
山焼き行事の無事を祈願する祭礼が始まりました。
(山焼きのベストスポットを確保していたため写真ナシ)
<18:10~>
法螺として東大寺・興福寺・金峯山寺の読経中、
「野上神社」から運ばれた御神火は若草山麓中央に設置された大かがり火へ点火。
白装束で点火する様子はこれは神事だと改めて実感。
<18:15~>
大かがり火に勢いよく火がまわると、
集まった各消防団が火を受け山焼きの持ち場へ準備に入ったところで、
夜空に大花火の打ち上げスタート☆
ボーン、ボーンと心に響く爆発音!
こんなに真下で大きな花火を見たのはいつ以来かな?
県内唯一の「尺玉」も打ち上げられ、
しばらくの間は打ち上げられる花火を眺めます。
写真では見ずらいかも知れませんがなんと”鹿”絵柄の花火も♪
最後は恒例の連射で花火は終了~。
ではここからが本日のメインイベント!
<18:30~>
花火の終了を合図に若草山各所で一斉点火☆
乾燥した草木を燃やす火はみるみるうちに広がり炎の海!
真冬の若草山全体を真っ赤に染め上げます☆
そもそも若草山焼きは山上古墳の鶯塚に葬る霊魂を鎮めるための祭礼で、
その供養のためのものでした。
近年ではその先人の鎮魂と慰霊、
さらには奈良全体の防火と世界の人々の平和を祈ります。
この場を借りてご覧頂いた皆様方の防火と平和を心よりお祈り申し上げます。
<19:00~>
30分ほど経ちましたはまだ燃え続けていますが、
しかし寒さに耐えれずこれにて退散となりました。
若草山麓で見る山焼きと花火は迫力満点で、
まさに息をのむほどの素晴らしい光景でした
ビュースポットとしては山麓もいいですが、
ちょっと遠目のほうが写真撮影するには若草山全体がフレームに収まっていいのかも?
そして1月の吹きっさらしの若草山ということで、
来年は防寒対策を万全にして来ようと思うのでありました♪
(しばらく焚き火のドラム缶から動けません)
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2017-09-14 13:00
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