忍者の里「伊賀」を観光でござる/四の巻 [三重・旅行]
※2016年9月23日の記事
前回ブログからの続きです。
「忍者屋敷&忍者ショー」観覧後はこちらも上野公園内にある、
「伊賀上野城」へとやって来ました☆
山に囲まれた9里四方の小さな盆地「伊賀の国」の中心部にそびえ建つ、
その端麗な姿は「白鳳城」とも呼ばれています♪
三層構造とそれほど大きくはなく、
サイズ的には前回訪れた岐阜城(⇒岐阜城の記事はこちら)と同じくらい。
しかし”石垣”は日本有数の高さを誇り、
黒澤明監督の映画「影武者」のロケで使われたそうです☆
それでは大きな立派な門をぐぐり登閣☆
登閣料(入館料)は500円です。
靴は脱いで階段を上がって目指すは天守閣♪
その前に「伊賀上野城」とは、
天正13(1585)年に伊賀国を領した「筒井定次」が三層の天守を築きました。
徳川家康が関ヶ原の戦いに勝ちますが、
後にお家騒動(筒井騒動Wikipedia参照)を起こし改易、
伊予今治城から「藤堂高虎」が城主として移りました。
「藤堂高虎」は徳川家康の信任が厚く、
豊臣方に備えて西に自ら指示し城を大拡張しますが、
竣工直前だった五層大天守は暴風雨で倒壊。
のち大阪夏の陣で豊臣方が滅亡したので城普請は中止され、
城代家老が執政することとなりました。
(現在の天守は昭和10(1935)年に地元の名士”川崎克氏”が純木造の復興天守を再建)
木造の梁や手すりや天井が美しい~
階層には「藤堂高虎」にまつわる展示品がいっぱい☆
「藤堂高虎の肖像画」
築城の第一人者として名高く、
上野・津城のほか江戸・大坂・篠山城など20城余りの築城・修築を手掛けました。
「藤堂高虎の兜」
豊臣秀吉から拝領した有名な「唐冠形兜(とうかんなりかぶと)」です。
ウサギのような大きな耳が特徴的な兜ですね♪
「乗馬鞍」
藤堂藩公使用のものでかなり重そう~
一通り見て回って最後に急階段を上がると・・・
天守閣からは四方を山に囲まれた伊賀の国が一望です☆
「西側」
山のはるか向こうは大和・大坂方面です。
「北側」
もう1つの忍者”甲賀流”の里が山の向こうに。
「東側」
高い山が連なる鈴鹿・尾張方面。
「南側」
城下町の風情が今も所々に残っています。
そして天守閣の天井には46枚の大色紙☆
横山大観や川合玉堂など有名人が天井を飾っています。
こちらを眺めて伊賀城を退城~
「伊賀上野城」で思ったことは、
高い石垣・内堀を拡張し城下町を配置、
そして四方を山で囲まれまさに”要塞”といえるお城でしょう!
かつての城郭内には伊賀鉄道上野市駅や伊賀市役所があり、
今も伊賀市の「シンボルタワー」として存在感のあるお城でした☆
では次回ブログで「忍者の里 伊賀観光」最終巻、
最後は”松尾芭蕉”についてのスポット巡りを掲載したいと思います♪
≪伊賀上野城≫
ホームページ 伊賀市観光公式サイト”いがぶら”参照
入館料 大人 500円 小人200円
開館時間 9時~17時(入館は16時45分まで)
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