奈良公園内にある『春日大社』で万葉の時代へタイムスリップ☆ [寺社仏閣]
前回の『萬葉植物園』で藤の花を目と舌で楽しんだあとは表参道を少し歩いて行くと、
古都奈良の文化財のひとつとして『春日大社』は世界遺産に登録(1998年)されています
賑わいが戻ってきた(^^♪
訪れたこの日はゴールデンウイークがスタートした4月30日(土)でしたが、
暖かい気候も相まってかたくさんの参拝者が見受けられちょっと懐かしい光景。
だが鹿し聞こえるのはほとんどが日本語というのはこれまでとは違った状況です
ペアルック姉妹(^^♪
春日大社の”手水”といえばもちろん神の遣いでもある鹿と昔から相場は決まってますが、
巻き物みたいなのをくわえていますので口から出すタイプでなくチョロチョロと下から
どこの姉妹かは存じませんが礼儀正しく仲良く手水する光景に、
親戚でもなんでもない後ろのオジサンは微笑ましく順番待ちするのでありました。
まずは祓戸神社から(ー_ー)キリ
手水の後はまずは隣にある”祓戸神社”で心身を清浄することは最近覚えたことで、
知らず知らずのうちに犯した罪や穢れを祓い清めてくれるご加護があるのだとか
全部祓えたかどうか分かりませんがちょっと身軽になったような気がします~
通ってヨシ(ΦωΦ)
袖の下(鹿せんべい)を持ち合わせていないので参道を通過できるかいささか不安でしたが、
祓戸神社の効果があったのか通せんぼされずに脇をスルーすることに成功
昔から神の遣いとして鹿様は春日大社の警護に日々目を光らせているのです・・・
ソリがかっこいい~(´▽`)
まず姿を現すのが正面玄関というべき”南門”は高さ約12mの春日大社最大の楼門で、
廻廊が作られた頃に現在のようなソリがかっこいい2階建ての立派な造りとなった、
元は鳥居だったものが1179年(治承3年)に楼門に改められた重要文化財。
春の桜の季節には写真右手に大きな枝垂れ桜が咲き奈良の桜スポットでもあります
横に長い参拝所(^^♪
通常はご覧の通り”参拝所”として人々の願いを聞く場所となっておりますが、
春日祭では天皇陛下の御使の勅使が御祭文を奉上されたり、
御神楽の折には祭場となったり境内マップは幣殿と記載されている重要な建物です。
もっと近づきたい(;'∀')ハアハア
そう言うかたのために春日大社では”特別参拝”(500円)が設けられておりまして、
雅な朱色の回廊をぐるっと巡りながら国宝の御本殿に急接近することも可能
もう何度も中に入ってますがいつ来てもその荘厳な雰囲気に包まれるのであります~
静寂さがまた良い(´▽`)
別料金(500円)になるからかもしれませんが回廊内はあまり参拝者の姿はなく、
燈籠が静かに並ぶ様子はまさに日本古来の伝統美と言っても過言ではないでしょう。
夜間特別参拝では燈籠に火が灯りなお一層幻想的な世界になりますよ。
(過去記事⇒夜間特別参拝の『秋夜の奈良旅』で世界遺産3社寺へ☆)
ここから先は禁足地です( ˘ω˘ )パンパン
回廊の外側を周り込むと”御蓋山頂上浮雲峰遥拝所”が境内の東側に設けられており、
春日大社第一殿のご祭神の武甕槌命様が白鹿の背にお乗りになり鹿島から天降られた神蹟
見上げると禁足地となっている御蓋山(みかさやま)は手つかずの神聖な雰囲気を残し、
もしかしたら白鹿が現れるのではないかとそんな期待もしてしまう場所(笑)
この遥拝所は御蓋山から春日大社本殿を通り平城京大極殿まで続く尾根線上にありますので、
神様のパワーが全身に降り注いでくるような大変尊い場所なのでございます。
別料金になりますが春日大社へ参拝の暁にはぜひこの雰囲気を体験してみてくださいね。
このままコロナ終息を願います( ˘ω˘ )パンパン
ではまた回廊を通り高さ約10mの”中門”から本殿に向いて願い事をいたしますが、
お賽銭箱が置いてある場所から本殿へ向けての写真撮影はNGなのでどうぞご注意を。
【御祭神】
・第一殿 武甕槌命(たけみかづちのみこと)様
・第二殿 経津主命(ふつぬしのみこと)様
・第三殿 天児屋根命(あめのこやねのみこと)様
・第四殿 比売神(ひめがみ)様
の四柱の神々様を併せてお祀り申し上げる神護景雲2年(768年)に創立となってますが、
しかしそれ以前に武甕槌命様は御蓋山頂に奉遷して祭られていたそうで、
藤原氏の血を引く女帝称徳天皇により現在の場所に神殿を設立し四柱になりました
そう春日大社は藤原氏の氏神で境内には彷彿させる藤の花も咲き誇り、
平安時代になっても春日詣をする藤原氏の勢力に従い春日大社もビックな存在になり、
荒廃することなく現在までしっかり守られてきた大変貴重な神社なのであります。
神座ではありません(≧◇≦)
本殿の後ろを”後殿各社参拝所”から見ると屋根が優雅な曲線な春日造りとなっており、
屋根だけだと神座にも見えますが決してラーメンを注文してはいけません
神座の創業者は奈良県出身だそうで本社は大阪ですが密かに奈良愛を感じるのです。
幻想的な部屋(@_@)
そして境内にある”藤浪之屋”では年に3回ある万燈籠が少しばかり再現されており、
暗室にはたくさんの燈籠が並びまるで夜のように幻想的な灯りがぼんやりと
もちろん絶対にあるハズと鹿の絵の入った燈籠を探しまくったのは言うまでもなく、
ちなみに奥もありそうですが半分からは鏡の反射となっているので悪しからず。
この本殿前にある庭は”林檎の庭”といわれ写真には入ってませんが右手に林檎の木も!
平安時代に高倉天皇がこの場所に林檎の木を献木されたのが由来で、
祭典の際に舞楽や神楽が舞われる庭として利用されニュースでもよく見る風景です。
ただ林檎の木がまだ現役で実をつけるかどうかは未確認・・・
こっちも終了です(≧◇≦)
最後に春日大社といえば”砂ずりの藤”が有名ですが残念ながら旬は過ぎたもようで、
まるでブドウのデラウェアを食べたかのような残っているのは茎だらけ(笑)
また藤のベストシーズンに見に来ようと心に誓い春日大社をあとにしたのでありました
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本当に屋根の造形が素晴らしく、朱色も新緑に映えますね(^_^)
by ぼんさん (2022-05-08 06:48)
先日、御朱印集めている友達にくっついて神社仏閣を五カ所回りましたが、
いやあ〜どこも混んでましたわ(苦笑)
でもなんか嬉しかったな、昔に戻った感じで^_^
by caveruna (2022-05-08 07:56)
去年真夏に詣でたのですが、じっとりと湿度高すぎ君でした(笑)
あの苔むした灯篭たちも印象的でしたし、
暗闇の中でぼ~っと浮かび上がる灯篭の部屋も不気味でした( ̄▽ ̄;)
藤原氏の氏神様なのですね。
by marimo (2022-05-08 09:39)
参拝者も戻ってきた感じですネ。
わたしが訪れたときは式年造替中でした。
藤原氏&タケミカヅチの神のことは、いつもアレコレぶーぶー記事に書いてるので、こっそりご挨拶をしたのでしたw
一度縁を結ばせて貰ったので、次回はちゃんとガッツリ堂々と参拝しようと思ってます^m^
いま、家の鍵につけているキーホルダーは、春日大社で授与された藤守りでございます♪
by リュカ (2022-05-08 10:05)
鹿の手水で手を清め、
そのあとは祓戸神社で心身を清浄、
これが春日大社を参拝する作法なのですね(・∀・)
参道の番人の鹿さんも「通ってヨシ(ΦωΦ)」
屋根のソリがカッコいい楼門も荘厳な佇まいですが、
長く伸びる朱の回廊がまた素晴らしく、
凛とした空気感を覚えます(´ー`)
白鹿というと私はお酒の銘柄を思い浮かべちゃうけど、
本来は神様が鹿島からはるばる奈良まで
その背に乗られてきた神聖なお供なのですね。
広い奈良公園のどこかにいまも、
白い鹿さんがいるのかなぁ・・・って、
想像しちゃいます(^^)
by あおたけ (2022-05-08 10:06)
こんにちは。
春日大社、賑わいが戻り「懐かしい光景」は何よりですね。
「ほとんどが日本語」本来あるべき姿、当分は日本人だけで問題なさそうです。
ペアルックの姉妹、良い光景で鹿さんもご満悦のリラックスポーズです。
祓戸神社「知らず知らずのうちに犯した罪・・・」気になります(爆)
身軽になったyamatonosukeさん、別の意味で危険な感じ?
南門、南北朝時代の見事な楼門、枝垂桜とのコラボが有名、観光写真等でよく見ます。
また、旅行訪問時は特別参拝金を納め、朱色の回廊を散策したいです。
ところで、本殿の後ろからの写真、切妻屋根がよく見えナイスです。
「屋根だけだと神座に・・・」(爆)です。バチあ当たる文字列?
砂ずりの藤「こっちも終了です(≧◇≦)」ブドウのデラウェア、鳥さんに食べられた風景・・・
残念ですが、リベンジを楽しみにしています!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2022-05-08 13:48)
春日大社も何時かは行ってみたいです(;'∀')
しかしな、最近の物価高のあおりをもろに受けてるから行けないかも?
by 英ちゃん (2022-05-08 14:52)
鹿と鹿の化身の中であってもしっかりとチェックされるのですね!
ペアルック姉妹を温かく見守り、祓戸神社でさらに清らかになったことが
高く評価されたのでしょう(≧∇≦)
警備の鹿さんの目がやさ・・・あれ?ちょっとキビシイ。
あ!バッキンガム宮殿の前の衛兵さんも絶対笑ったりしませんものねw
(いったことないけどw)
お仕事お疲れ様ですっ、とお尻をなでなでしたいです(≧艸≦)
藤浪之屋の幻想的な光景は絵になりますねー!
ゆっくりと見るなら日本人が占めている今が狙い目ですよね!!
デラウェアを食べたかのような・・・(爆)
本当だーO(≧∇≦)O
by ちぃ (2022-05-08 16:30)
おお~、特別参拝もされたとは流石です!
平成27~28年の式年造替の折には御本殿近くに入らせていただき
厳かな雰囲気をしっかりと堪能しました
やっぱり神域で空気が違いますよね
砂ずりの藤の「デラウェアを食べたかのような」に笑っちゃいました
もうそうにしか見えない~!
by 藤並 香衣 (2022-05-08 18:14)
別料金エリアには、一度だけ伺ったことがありますが、大河ドラマ「天地人」の頃で、直江兼続の名の入った灯籠が目立つようになっていました。
by ヨッシーパパ (2022-05-08 18:39)
いつも拙ブログへのコメントありがとうございます。
<春日大社>には3度参拝しました。
3度目の参拝で<第六十次式年造替>に寄進しました。
by johncomeback (2022-05-08 20:03)
手水で心身を清め、祓戸神社に参拝すれば
正真正銘真っ新なyamatososukeさんですね^^
「鹿せんべい持ってないんかい」な視線の鹿さんも
恐れることなく突破、よかったです(*^^)v
広大な神様の森に囲まれた春日大社
朱塗りの建物と美しい廻廊、釣燈籠
お写真からも荘厳な雰囲気が伝わって来ます。
”藤浪之屋”幻想的ですね
鹿の絵の入った燈籠、これが見たかった~!
探していただきありがとうございます^^
藤の季節に参拝したことがないので
”砂ずりの藤”が美しい頃に参拝したいです(*´ω`)
by raomelon (2022-05-08 20:51)
知らず知らずのうちに犯した罪や穢れを祓い清めてくれる。なんて素敵なシステム。いきたいですねー
by mau (2022-05-08 23:02)
≫ぼんさん
新緑が青々として気持ち良かったです(^^♪
神が降臨した季節も気になるところ(笑)
by yamatonosuke (2022-05-09 22:56)
≫caveruna さん
五ヶ所とはもうお腹いっぱいになったでしょう(^^♪
テレビで見ましたが江ノ島の神社もすごい人だかり・・・
どこもGWは賑わいが戻ってましたね。
by yamatonosuke (2022-05-09 23:01)
≫marimo さん
奈良の夏は熱い空気が溜まります(^-^;
暗闇の灯籠はいつまでも心に残るでしょう(笑)
巫女さんの頭にも藤飾りがついています☆
by yamatonosuke (2022-05-09 23:02)
≫リュカ さん
参拝者も多く鹿もあっちこっちと忙しそうでした(≧◇≦)
なんとか通ってヨシで良かった(笑)
また春日大社へお越しになりゆっくり参拝してくださいね♪
春日大社のお守りを肌身離さずだなんてちょっと嬉しい~
by yamatonosuke (2022-05-09 23:04)
≫あおたけ さん
手水が先か祓戸神社が先か迷いましが、
祓戸神社の立札に手水が先と書いてありました☆
その通りしたので「通ってヨシ」だったのでしょう(笑)
回廊はほんと人が少なくて厳粛な雰囲気が漂ってましたよ(^^♪
いつか白鹿(お酒ではない)を思いながら、
鹿島神宮へお参りに行きたいと思います。
奉納用に白鹿の小瓶を持っていってもいいですね☆
御蓋山のどこかに白鹿がいるという発想はまさに万葉ロマン~
もちろん奈良公園で一度も白鹿は見たことありません(≧◇≦)
鹿は年を取っても白髪にはならないみたいですね。
by yamatonosuke (2022-05-09 23:05)
≫Boss365 さん
少しずつ奈良公園も賑わいが戻ってきました♪
日本人がほとんどなのでホテル関係は辛いかもですが・・・
ペアルック姉妹に目を細める手水鹿!
知らず知らずの罪は気づいてないので分かりません(≧◇≦)
身軽になっても塀を飛び越えたりしないのでご案内を(笑)
朱色の回廊は幻想的な雰囲気が味わいますのでぜひどうぞ~
神座と比べるとは何事だとこの場を借りて謝罪m(__)m
砂ずりの藤はまたいつかリベンジしたいと思います☆
もちろんバチが当たるので食べてませんよ(笑)
by yamatonosuke (2022-05-09 23:06)
≫英ちゃん さん
春日大社はこれから千年も待ち続けております~
早くガソリンが安くならないかな(^-^;
by yamatonosuke (2022-05-09 23:06)
≫ちぃ さん
鹿せんべい以外に美味しいもの食べてるので妬んでいるのでしょう(笑)
しかし人間界を見守るには仕方ないことなのです・・・
GWは春日大社にも参拝者が戻り、
鹿はあっちへこっちへと仕事熱心でしたよ(^^♪
バッキンガム宮殿で鹿せんべいとお尻はなでないでくださいね(笑)
藤浪之屋は幻想的な世界が広がる素敵空間で、
人も少なく何度もシャッターを切りましたよ☆
そしてデラウェアですが私が食べたものではないので悪しからず・・・
本物のデラウェアの茎を吊っていても分からないかも(≧◇≦)
by yamatonosuke (2022-05-09 23:08)
≫藤並 香衣 さん
すぐ砂ずりの藤が終わっているのが見えたので中まで入っちゃいました(^-^;
約5年ぶりくらいになる特別参拝でしたが、
厳かな空気感は何度訪れても良いものですね☆
これだけ長いデラウェアだったら食べごたえありそう(笑)
外国人はブドウに間違えるかもしれません(≧◇≦)
by yamatonosuke (2022-05-09 23:09)
≫ヨッシーパパ さん
燈籠もイベントで変わったりするのですか。
一度奉納したら未来永劫釣されると思ってました(^-^;
by yamatonosuke (2022-05-09 23:09)
≫johncomeback さん
春日大社に3度お参りとはもう春日大社マイスターです。
しかも式年造替の寄進もされたとは参拝者の鏡(^^♪
by yamatonosuke (2022-05-09 23:10)
≫raomelon さん
真っ黒な心と体が浄化されました(笑)
鹿せんべいを持ってないので不安でしたが、
手水&祓戸社の効果なのか通せんぼなし!
約5年ぶりくらいに中まで入りましたが、
神聖な空気が漂うちょっと緊張感もある場所でしたよ☆
藤浪之屋では鹿の燈籠も見つけ大満足の特別参拝でした(^^♪
しかし砂ずりの藤は何ともさみしい姿に・・・
満開の美しい姿のときにまた参拝したいと思います。
もちろん萬葉植物園(ソフト付き)とのセットなのは言うまでもありません(^^♪
by yamatonosuke (2022-05-09 23:11)
≫mau さん
このシステムの効き目時間は不明です・・・
未来永劫なのかそれとも参拝してる間だけなのか!?
そうだ罪や穢れのないよう日頃から過ごせばいいのだ(笑)
by yamatonosuke (2022-05-09 23:12)
iPhoneで写せばリンゴの木も蘇るかも(笑)。
上海や北京の状況を考えるとしばらくは中国語は聞こえない気が・・・
by tai-yama (2022-05-10 00:26)
≫tai-yama さん
いつもiPhoneで撮影してますので蘇らせてみます(笑)
ホテル業界はまだちょっと辛抱ですかね・・・
by yamatonosuke (2022-05-11 23:06)