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【動画あり】春日若宮”おん祭り”は平安時代から続くお祭りです☆ [動画]

皆さまご存知の奈良三大祭りといえば、


<若草山焼き><二月堂お水取り>


そして平安時代(1136年)から途切れることなく続き、


今年で882回目となる<春日若宮おん祭り>です[ぴかぴか(新しい)]


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そのメインイベントともいわれるのが、


時代行列の「お渡り式」や神楽や舞楽を披露する「御旅所祭」で、


毎年12月17日においてしめやかに執り行われます。

(※おん祭り自体は12月15日の大宿所詣から18日の後宴能まで)


今年は運良く日曜開催だったので何十年ぶりかに訪れました[るんるん]

そもそも<おん祭り>とは簡単にいうと、


春日大社の若宮様を現世にお招きしてお喜びいただき、


天下泰平や五穀豊穣を祈るお祭り。


奈良の人々はこの日がくると今年も終わりだなぁ~と実感します。


お昼12時に奈良県庁前をから始まる「お渡り式」は、


貴族や神子(巫女)や武士に扮した時代行列で、


近鉄奈良駅前を通りJR奈良駅前から三条通りを上がり、


若宮様の仮の御殿である”御旅所”を目指します[るんるん]


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撮影スポットに選んだのは三条通り中程にある、


このブログではお馴染みの柿のお店”堀内果実園”前[ぴかぴか(新しい)]


その時代の衣装を着た人達が華やかなに練り歩きますが、


見るからに寒そうでちょっとかわいそう[たらーっ(汗)]


手を出して写真を撮っているだけでもツライのに・・・


しかし平安時代から続くお祭りなので、


寒いからと言って今さら手袋も日程変更も出来ないでしょうね。


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日頃の三条通りは車が我が物顔で走り抜けますが、


この日ばかりは通行止めにして馬が悠然と闊歩します。


そしてこれだけの大勢の人がいるのに、


日頃から教え込まれているのかすべての馬がおとなしい!


もちろん堀内果実園の店頭にある柿を襲うこともありません。


神子様のお姿を目の前にすると不思議な感覚で時代をタイムスリップしたよう[るんるん]


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興福寺前に移動すると僧侶たちの姿も。


神のお祭りでも昔は寺院も参加していたんですかね~


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再び移動して一之鳥居をくぐった先にあるこちらは、


<影向の松>といわれる松の木[ぴかぴか(新しい)]


こちらの松の木は今は枯れてしまいましたが、


能舞台の鏡板に描かれている老松の絵のルーツ。


後継樹が大きな切りかぶの横に植えられています。


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ゆえにこの松の木の前ではいろいろな芸能が披露。


優雅で趣きのあるその様子に、


観客たちも息を吞んで見守り終わるごとに盛大な拍手が送られます。


こういうのが間近に(タダで)見られるのが<おん祭り>のいいところ[るんるん]


そして郡山藩主による大名行列では子供たちも参加していました[ぴかぴか(新しい)]

(動画:1分19秒)




日頃の練習の成果をいかんなく発揮しキャッチにも無事成功。


かなり寒いとは思いますが、


大きな声を出して元気に頑張る姿にはちょっと感動モノです(´;ω;`)


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こちらは見たこともない大きくて重そうな刀。


これには力強い高校生?っぽい若い衆が3人掛かりで担いで行きます。


一見地味ですが一番しんどい役目かもしれません[あせあせ(飛び散る汗)]


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そして二頭の馬が競争する「競馬」も行われましたが、


芦毛の馬は走る気がなく完全に出遅れ~


まぁ形式的なもので競争とは言い難いですが、


馬が目の前を猛スピードで駆け抜ける様子にはおのずと歓声が上がります[るんるん]


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そしてこれから「流鏑馬」が始まるようです。


といっても手練れが走る馬から狙い撃ちするのお馴染みとは違い、


お稚児さんが馬を止めて的を射るという斬新なモノ[ぴかぴか(新しい)]

(動画:1分26秒)




その可愛らしい姿に観客の皆さんもほっこり(´∀`*)ウフフ


馬は終わるまでジッとしており本当にお利口さん。


このあと2人のお稚児さんが流鏑馬に挑戦して、


3人とも的を外すことなく無事成功[るんるん]


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「柳生新陰流兵法」の垂れ幕が入ってきました[ぴかぴか(新しい)]


これから柳生新陰流の演舞が始まるようです。


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柳生流といえば木刀ですがここはゴムのような模造刀。


しかし素早い動きに少しも目が離せません。


すると剣豪?が登場してきてこちらは木刀での演舞披露[ぴかぴか(新しい)]


カンカンと力強い渇いた音が春日大社境内に響き渡ります。

(動画:1分41秒)




柳生新陰流の秘術”無刀取り”が出なかったのは残念ですが、


見ているこっちも緊張するような圧倒的迫力。


初めて目の前で見た柳生新陰流に興奮が収まりません[るんるん]


※柳生新陰流についてご存知ないかたへ



これにて時代行列の「お渡り式」は終了となり、


このあと御旅所で神楽や舞楽が執り行われる「御旅所祭」が始まります。

(御旅所祭は午後2時半~午後10時半まで)


流れで見に行こうと思いましたがなんだかちょっと体がダルイ・・・


咳も鼻水も出てくる始末で、


楽しみにしていましたがここで無念の帰宅[たらーっ(汗)]


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年の瀬で何かと忙しい時期ですが、


この日ばかりは三条通りも屋台がたくさんでとても賑やかでした[るんるん]

「御旅所祭」は来年リベンジしたいと思います<(_ _)>

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感想(1件)



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コメント 18

johncomeback

4年前に「春日大社」に参拝し、
「式年造替」の為の「桧皮」を寄進しました。
それ以来「春日大社」は身近に感じてます。
by johncomeback (2017-12-20 06:05) 

チャー

おんな祭り 珍しいですね
しかも平安時代から続いているのは素晴らしいです
by チャー (2017-12-20 06:51) 

ニッキー

さすが「古都・奈良」ですねぇ=(^.^)=
こんな素敵な祭りを身近に見られて、その上色々な催しまで
あるなんて( ^ω^ )
次回はぬくぬくに完全防寒して最後まで観覧ですね♪( ´▽`)
by ニッキー (2017-12-20 07:27) 

ぼんさん

1000年近くも続くお祭りなのですね。
時代の奥深さを感じます。
お体お大事にされてください(^.^)
by ぼんさん (2017-12-20 07:51) 

caveruna

この時期のお祭りは、出る方も見る方も寒いっすね・・・
風邪ひきませんでしたか?
by caveruna (2017-12-20 10:44) 

えーちゃん

今年で882回目って凄いね(゚□゚)
誰が数えたんや?
by えーちゃん (2017-12-20 19:57) 

tai-yama

お馬さんがおとなしいとは・・・良く調教されているのかも。
近くの鎌ヶ谷で福島から相馬の野馬追がやってきたのですが、
馬があばれるあばれる。怖いけど迫力がありました(笑)。
by tai-yama (2017-12-20 23:21) 

yakko

おはようございます。
平安時代からつづくお祭り〜 素晴らしいですね !! (。)カンド-
by yakko (2017-12-21 08:16) 

yamatonosuke

≫johncomeback さん

ご協力により春日大社は守られております。
とってもいいお祭りでしたよ(^^♪
by yamatonosuke (2017-12-21 23:07) 

yamatonosuke

≫チャー さん

おんな祭りではなくておん祭りですよ。
どうも女の人の写真が多くなってしまいました。
by yamatonosuke (2017-12-21 23:11) 

yamatonosuke

≫ニッキー さん

色んな催しがあって楽しめますがやはり寒さが強敵(~_~;)
来年は夜までいられるように万全の体制で望みます。
by yamatonosuke (2017-12-21 23:14) 

yamatonosuke

≫ぼんさん

またこれから1000年続いてほしものです。
おかげさまで体のほうは回復しました(^^♪
by yamatonosuke (2017-12-21 23:17) 

yamatonosuke

≫caverunaさん

薬のんでいっぱい寝たので長引かずに済みました。
まだまだ若い証拠かな(笑)
by yamatonosuke (2017-12-21 23:18) 

yamatonosuke

≫えーちゃん さん

誰が数えたのでしょうね(笑)
1年くらい見落としていたりして・・・
by yamatonosuke (2017-12-21 23:20) 

yamatonosuke

≫tai-yama さん

鎌ヶ谷といえば馬込霊園がある辺りですね。
やっぱり長旅だとストレスたまるのかな~
競馬の場面では一頭が暴れて柵を乗り越えそうな勢いで焦りました。
by yamatonosuke (2017-12-21 23:23) 

yamatonosuke

≫yakko さん

これからも代々受け継がれてほしいものです(^^♪
by yamatonosuke (2017-12-21 23:24) 

らんまる

私もたまたま柳生新陰流の演武を拝見したことから、興味がありましたので、いろいろ調べたことからの参考情報です。
「ゴムのような模造刀」ですが、500年くらい前に上泉伊勢守秀綱という剣の達人が発明したものらしいです。木刀では稽古で死亡する危険もあることから、割り竹に革の袋をかぶせたものを公案したのだそうです、そのため「袋竹刀」とか、革の表面がカエルの肌のようなので「ひきはだ竹刀」と呼ばれているということでした。1本1万円くらいするみたいです。

by らんまる (2018-01-04 00:00) 

yamatonosuke

≫らんまる さん

とても為になる情報ありがとうございます。
そんな歴史があったとは・・・
最初の演舞はもしかするとその「袋竹刀」「ひきはだ竹刀」だったんですね。
たいへん勉強になりました。
by yamatonosuke (2018-01-04 22:37) 

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