長谷寺~西国三十三所第八番札所~ [西国三十三所巡礼]
大阪と名古屋を結ぶ近鉄大阪線は、
奈良県桜井市にある近鉄長谷寺駅にて下車。
高台にある駅で帰りは大変だろうなと思いつつここから歩いて下り、
昔から営業してるであろう店舗や旅館の参道をゆっくり歩くこと約20分、
西国三十三所第八番札所『長谷寺』の入り口へ到着です
(※近隣に民間駐車場アリ・500円)
門デカっっっ( ;∀;)
ご覧の長谷寺総門である”仁王門”は両脇に、
仁王像だけでなく楼上には釈迦三尊十六羅漢像を安置。
(※明治12年に再建)
『長谷寺』は道明上人が朱鳥元年(686年)開かれたお寺で、
観音信仰にあつい道明上人が西国三十三所観音霊場を開いたとされます。
ゆえに『長谷寺』は根本道場とも呼ばれるお寺です。
受付でもらったパンフレットを見るととても広い境内で、
しかも本堂は高い位置にありますが頑張って歩きたいと思います
(※拝観料500円)
長っっっ( ;∀;)
本堂まではこちらのいい雰囲気の”登廊”を上がりますが、
上中下の三廊399段に分かれている登廊は頭上に風雅な長谷型灯籠も
大晦日の夜には両側に灯がともされる”観音万燈会”があって、
荘厳な灯の帯はなお一層雰囲気のある姿になるそうです。
この日の燈廊両脇には牡丹の花がたくさん植えられており、
ちょうど”ぼたんまつり”の開催期間中~
ですがやはり今年は全般的に花の開花が早かったのか終わりかけのようで、
あまり綺麗な撮影にならなかったので写真はナシ
ふぅ~ちょっと休憩(~_~;)
途中にあった”蔵王三鈷”は蔵王権現が右手に持つ三鈷杵という法具で、
これに手を触れると難を滅ぼして福を招くというものなので、
(※七難即滅・七福即生)
どうぞ皆さま画面をタッチしてご利益を享受下さいね
そして近ごろ毎週のように歩いているおかげか、
周りの息切れする人たちを見ながら余裕で”本堂”へ到着です
逆光かよ(;一_一)
東向きに建っているので拝観は午後ではなく午前中がオススメ
立派な本堂は国宝に指定されている建造物で、
さすがは西国三十三所霊場の根本道場にふさわしい大殿堂といえます。
礼堂(右)と正堂(左)からなる双堂形式は、
慶安3年(1650年)に徳川家光公のご寄進によって建立。
こちらのご本尊は”十一面観世音菩薩立像”(木造・室町時代)で、
ふくよかなお顔は全国の長谷観音の根本像となっております。
(※写真撮影禁止)
(※こちらは礼堂)
ご本尊は光背まで入れると12mを越す日本最大級で、
右手に錫杖(しゃくじょう)を持つのはとても珍しいとか・・・
近江国高島から来た楠の霊木を用いて3日間で造られたそうです。
そしてちょうどこの時は”本尊大観音尊像特別拝観期間中”で、
【ご本尊観音様の御足に触れて、「ご縁」を結べます。】
とのことなので特別拝観料1000円を納め縁を結ぶことに
(※3月1日~6月30日・秋にもアリ)
こちらは”結縁の五色線”と言われる仏の五つの智彗をあらわす腕輪で、
身につけることで観音様とご縁が結ばれた”おしるし”となるモノ。
ちょっと緊張気味しますが十一面観世音菩薩立像の足元へ進むと、
真下から見上げるとやはりそのデカさと迫力に圧倒!
こ、こ、これが長谷寺のご本尊か(;・∀・)
一般拝観口から見るのとでは雲泥の差なのです。
そして御足だけですがご本尊に触れるというとても貴重な体験・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
思わず願い事を忘れひたすら触ってました(笑)
これで観音様とご縁が結ばれいつもそばにいるハズです
ご本尊を拝んだあとは本堂の周りをグルっと1周しますが、
全面には”長谷の舞台”と呼ばれるものがせり出しており境内が一望
(※お寺は基本南側が正面)
山ばかりの景色はこれぞ奈良っていった感じ。
秋には”もみじまつり”も開かれるそうで、
新緑の季節もいいですがベストシーズンはやはり秋なのかも?
今でもけっこうな参拝者ですがもっとスゴイ事になりそうです
なんか覗いてる~(@_@)
本堂の裏手には通称”裏観音”と呼ばれる、
ご本尊と同様の長谷寺式観音像を覗く小さな窓口を設置。
これはご本尊が秘仏であった時代に堂裏より拝まれていたそうですが、
特別拝観で入ると小窓から覗かなくても間近で見れますよ
”五重塔”は本堂から少し離れたところにひっそりと
こちらは昭和29年に戦後初めて建てられ、
パンフレットによると”昭和の名塔”と呼ばれているとか。
木々に囲まれてうっかり見落としてしまいそうですが、
整った様式と背景の調和がよくとれた五重塔ではないでしょうか。
大講堂や書院があるこちら本坊では全長16m以上の、
”大観音大画軸大開帳”(5月31日まで)が開催中でしたが、
本堂で大観音尊像に触れたことでちょっとお腹いっぱい気味で、
別途拝観料が必要だったこともありここはスル~
最後に本坊から”ぼたん”越しの本堂を写真に収め、
これで西国三十三所第八番札所『長谷寺』をあとにします。
広い境内で全部見て回れませんでしたが気づけば1時間はゆうに経過・・・
花が綺麗な時期はもっと時間を要すると思うので、
拝観される際は時間の余裕を持ってお訪ね下さいませ
参道には”草もち”のお店が多数あったので、
その中でも店頭で杵と臼でついていたお店で購入
のび~モチ~とした食感とヨモギの風味がたまりませんでした。
なんか西国三十三所巡礼では草もちばっかり食べてるかも
<御朱印>
<長谷寺>
拝観時間 8:30~17:00(4月~9月)
9:00~17:00(10月~11月、3月)
9:00~16:30(12月~2月)
拝観料 500円
住所 奈良県桜井市初瀬731-1
ホームページ⇒http://www.hasedera.or.jp/
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長谷寺のご本尊、是非とも拝観したいです。
「蔵王三鈷」は画面にタッチしましたよ(^^)
by johncomeback (2018-05-09 05:54)
”蔵王三鈷”、画面を触り、福を頂きました(^-^)
by ぼんさん (2018-05-09 07:55)
山門、本当にデカいですねぇ(°_°)
これは思わず声を出しちゃいそうです^^
そしてその先の399段の登廊(⌒-⌒; )
ご本尊にお会いするにはやはりそれなりに苦労が必要なんだなぁ=(^.^)=
画面、しっかりタッチさせていただきました♪( ´▽`)
by ニッキー (2018-05-09 07:56)
観音様とご縁を結ぶ 結縁の五色線 厳かな気持ちで 見る景色は 一味違って見えたのでしょうか?(^^) 秋の紅葉はまた素晴らしいでしょうね
卵コーヒー牛乳 身近な食材で こんなにも体の役に立つのは嬉しいですね
by チャー (2018-05-09 08:02)
おはようございます。
画面をタッチさせていただきました〜(^ ^)
by yakko (2018-05-09 09:33)
奈良の長谷寺も素晴らしいですね。
関東圏では、長谷寺というと、紫陽花で有名な鎌倉の寺ですね。
by ヨッシーパパ (2018-05-09 17:59)
腕輪を見て思わず"ミサンガ"とか言ってみたり(笑)。
錫杖はお地蔵様の持ち物なので観音様が持つのは珍しいとか。
by tai-yama (2018-05-09 23:18)
すかさず画面タッチしときました☆
by caveruna (2018-05-10 16:39)
≫johncomeback さん
一番乗りのjohncomebackさんに強いパワーが送られたような気がします。
合掌~( ˘ω˘ )
by yamatonosuke (2018-05-10 23:14)
≫ぼんさん
思わぬ福が訪れることをお祈り申し上げます。
合掌~( ˘ω˘ )
by yamatonosuke (2018-05-10 23:16)
≫ニッキー さん
今までの西国三十三所巡拝の中で一番迫力のある山門でした(まだ八番目ですが・・・)
登廊は人が多くてハイキングコースみたいになっていますが、
人が少なそうな早朝や夜などはもっといい雰囲気でしょう♪
ニッキーさんにも福が訪れることを願って合掌~( ˘ω˘ )
by yamatonosuke (2018-05-10 23:22)
≫チャー さん
五色線はずっと付けておきたかったですが今は家の中で安置。
ということで我が家はいつも観音様に見守れております(笑)
by yamatonosuke (2018-05-10 23:27)
≫yakko さん
また思い出したらタッチしに来て下さい。
合掌~( ˘ω˘ )
by yamatonosuke (2018-05-10 23:29)
≫ヨッシーパパ さん
鎌倉も歴史があって行ってみたい場所です。
もちろん鎌倉の長谷寺も♪
by yamatonosuke (2018-05-10 23:31)
≫tai-yama さん
ミサンガによく似ていますがこちらは魔除け、護身の意味を持つお守りなので切れないほうがいいかも。
なるほど~
錫杖の珍しさを教えていただきありがとうございました。
by yamatonosuke (2018-05-10 23:41)
≫caveruna さん
クリック拡大してタッチするとなお一層のご利益が・・・
合掌~( ˘ω˘ )
by yamatonosuke (2018-05-10 23:42)