「紀州梅干館」にて工場見学(無料)からの物販(有料)☆ [和歌山・旅行]
※2017年7月30日の記事
真夏の強烈な日差しを浴び、
海沿いのきれいな景色を眺めながら、
国道42号を紀伊田辺から北上すること約30分。
みなべ町で突如「梅干し」が姿を現します
みなべ町は梅干しに使用する南高梅の発祥地で、
和歌山に来て梅干しをスルーすることは奈良で鹿を見ずに帰るようなもの!
では大きな球体の”梅干し”に吸い寄せられるように、
「紀州梅干館」へと立ち寄ります
大きな駐車場には観光バスも停まっていて観光スポット?
よくよく見てみると「梅干館」は梅干しを作る工場で、
売店ではその梅干しを購入することが出来る施設のようです。
工場見学入り口には誰もいらっしゃらないので横にある売店のかたに尋ねると、
「工場見学は無料なのでご自由に~、写真撮影もご自由に~。」
とのこと。
(※梅干しだけの購入も可能)
入口付近には桃太郎ならぬ「梅太郎」がお出迎え
おそらくハチマキの”UM1”は梅日本一という意味かな?
では夏の日差しでアツアツになった梅太郎を横目に涼しい工場内へ
この日は土曜日でしたが工場は梅干し作りにフル稼働中。
展示案内板によると、
6月頃に収穫された梅が2週間から1ヶ月ほど塩漬けされ、
乾燥までが農家での作業。
そして工場にて洗浄(異物除去・選別)から1週間ほど漬け込み(味付け)、
パック詰めとラベル貼りされ商品として店頭に並びます。
最終工程のスペースには出来たてほやほやの梅干しがたくさん
こちらで使用されている「南高梅」は和歌山県南部(みなべ)郷の原産で、
寒さに強く豊かに実を産する事の出来る品種として高く評価。
果実はやや円形で頭は丸く陽のあたる面がきれいな紅色になります。
タネは小さく果実の質は良好で梅干しに適した品種です。
ちなみにこの「南高梅」は、
南部高等学校教諭だった竹中勝太郎氏が育成研究した梅。
南部高校の梅だから「南高梅」なんですね
では工場を抜けると梅にちなんだ展示品エリア。
壺に入った真っ黒な物体・・・
なんとこれも”梅干し”で1850年頃のモノらしく、
近江・彦根(藩)の料亭に代々受け継がれ現在に至っています。
はたしてこれは食べれるのでしょうか?
160年以上前の梅干し・・・たいへん興味深いところです
梅の木も植えられていて梅の花も咲いています
(※造花ではありません)
真横にあるベンチに腰を下ろし可愛らしく咲く梅の花を眺めていると、
夏真っ盛りですがなぜか春の訪れを感じさせます。
では工場見学も終わり出口へと向かいますが、
どこかのテーマパークアトラクションよろしく、
「梅扇園」と呼ばれる売店を通らないと出れません!
工場見学は無料ですがタダでは帰さない企業努力をヒシヒシと感じ、
いろんな種類の梅干しが並びもちろん試食も完備!
ここまで来て梅干しを買わないと後悔しそうな気持ちになり1パック購入。
出口付近では大きな梅干しのオブジェにお見送りされ、
購入した梅干しが温かくならないようにここからは高速に乗り真っ直ぐ帰宅。
ではこちらが「梅扇園」で購入したモノ
(※閲覧注意!ツバが出ます)
(300g・850円)
「つぶれ梅」はその名の通りちょっと潰れているので、
形のいい梅干しより少々リーズナブル。
しかし味も品種は変わらないのでこれもお土産屋のいいネタになるかも。
いい色で肉づきもよくそのパンチのある酸っぱさは、
梅干しを食べていることを思いっきり実感できる味です。
正真正銘”本物”の梅干しを最後に食べ、
今回の和歌山バイクツーリングはこれにて終了。
日の出前から移動して疲れましたがとっても充実した1日でした
では冷蔵庫にまだ梅干しが残っているので今から1つ食べよ~(´∀`*)グフフ
【トリップアドバイザーの口コミ⇒紀州梅干館】
【じゃらんの体験プラン⇒学んで、作って、味わえる!紀州梅干館】
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