法隆寺の近くにある和カフェ「布穀薗」(ふこくえん)でご当地ランチ♪ [奈良・ご当地グルメ]
※2017年6月22日の記事
前回訪れた王寺町観光協会でバスの1日乗車券”わんデイパス”購入後、
法隆寺近くにあるお店でランチを食べるために王寺駅北口のバスターミナルへ
王寺駅には南口にもバスターミナルがありますが、
「法隆寺」行きはこの北口からのみなのでご注意を。
(ちなみにバスは1時間に4本ほど)
待ち時間は隣にあるリーベル王寺地下1階のフードコートで涼しく過ごします
バスに乗り込むと法隆寺へ向け国道25号を走ります
大和川を越えてしばらくすると、
百人一首にも出てくる「竜田川」を通過
”千早ぶる、神代もきかず、龍田川、からくれなゐに水くくるとは”
(在原業平朝臣)
”からくれなゐに水くくる”は川の水を紅葉で真っ赤になった様子で、
この竜田川はいにしえの時代から有名な紅葉スポット。
紅葉シーズンにまた訪れたいものですね
王寺駅からバスに揺られること約15分ほどで法隆寺前に到着
バス停のすぐ隣には「法隆寺ⅰセンター」という観光案内所がありますが、
今回は観光目的ではないのでここはスル~。
飲食店やお土産物屋が並ぶ門前を歩き、
法隆寺の門の直前を東方向へ右折。
そこから約5分(バス停から約10分)ほど行けば目的地の、
和カフェ「布穀薗」(ふこくえん)が現れます
とっても歴史がありそうなこちらの建物は、
明治期の司法官”北畠男爵”が晩年過ごした元邸宅です。
その元邸宅の長屋門(↑写真)が和カフェとして現在営業中。
気になっていた「布穀薗」という店名は、
北畠男爵が当時親交のあった有栖川宮殿下が名付けられたそうです
(どういう意味かはわかりません)
訪れたのはお昼時で待ち時間が出来ていたので元邸宅をウロウロと・・・
(※予約も可)
入口のこの門は”淀城”(京都伏見区)の門を移築したものだと言われており、
けやきの1枚板で出来た重厚な門は北畠男爵の位の高さが感じられます。
長屋門から母屋に通じる石畳は、
人力車が通りやすいようにスロープも設置。
高貴な方は人力車でお越しになられたそうです。
軒下の白い紫陽花がきれいだったので思わずパチリ
季節ごとにどんな花が飾れるのでしょう~
こちらがその母屋ですが中に入ることはできません。
写真では分かりにくいかもしれませんが、
起り屋根(むくりやね)と言われる屋根は、
中ほどが盛り上がり滑らかなカーブを描く切妻の総二階建て。
※明治26年の建築物
法隆寺宮大工棟梁で有名な西岡常一氏の祖父西岡常吉氏が棟梁を務めました。
この頃から本格的な二階建て建築がスタートしたそうで、
当時の最新鋭住宅といったところですね。
お待たせしました!
約30分ほど待ってようやく店内へ。
(※とても人気店で予約は必要のようです)
カウンター席しか空いていませんでしたが、
格子の窓から眺める風情があるいい景色は時間がゆっくり
店内の梁などは当時の面影を残しており、
大きな窓ガラスからは母屋を眺めるこちらも風情あり。
大和ポークの冷しゃぶとそうめん増し増しの「まほろばランチ」も気になりますが、
「竜田揚げランチ」を迷わずオーダー
はい、こちらへ訪れた目的はこの「竜田揚げランチ」を食べたかったからなのです!
竜田揚げとは先ほどバスで通過した竜田川から名付けられた、
奈良が誇る世界に発信する自慢のご当地グルメ。
約20年ほど前に行った旅行先のオーストラリアのマクドナルドで、
”チキンタツタ”を見たときは感動モノでした
ランチ以外にもスイーツメニューや飲み物だけでも利用可能ですので、
法隆寺のある斑鳩の里散策の休憩処としても良さげです。
ちょっと混んでいるからか約20分ほど待つと、
斑鳩名物「竜田揚げランチ」が運ばれてきました
美味しいそうなたくさんの品数に目を奪われますが、
赤膚焼き・吉野材家具の食器類もとってもいい感じ。
細部へのこだわりを感じるお店です。
もちろん大きな「竜田揚げ」からいただきます。
口に入れると外はサクッとした唐揚げとはまた違ういい歯ごたえで、
中からホクホクジューシーな国産鶏の旨味。
醬油ベースの味つけもよく染みていてまさに絶品!
今まで食べた中で1番美味しい「竜田揚げ」かも
わざわざ王寺駅からバスに乗って来た甲斐ありました。
ただ季節の炊き込みご飯(えび・コーン)の俵型おにぎりが2つと、
男性にはちょっと物足りなさを感じるかも・・・
しかも竜田揚げが非常にご飯が進む味付けなんです
こちらはコロッケですが回りにアラレがついていて、
ポリポリとした食感に餡が絡み上品な一品。
吉野産原木しいたけ入りのそうめんも美味しかったです。
ごちそうさまでした~
また食べたくなる味で雰囲気もいい~お店。
自信を持ってオススメなので、
法隆寺に来られた際は必ずお立ち寄り下さいね
(※しつこいようですが予約したほうが良し)
【おまけ】
本来なら飲み物はプラス300円ですが、
「わんデイパス」を持っていればワンドリンク無料に
(わんデイパスについては前日のブログをご覧下さい)
これで元を取るどころかお釣りがきました。
せっかくの特典はお得に使わないとね
<布穀薗(ふこくえん)>
営業時間 10:00~16:00(L.O. 15:30)
定休日 火曜・水曜日(祝日営業)
住所 生駒郡斑鳩町法隆寺2-2-35
ホームページ⇒http://fukokuen.com
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価格:2,721円 |
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