奈良県葛城市にある相撲館”けはや座”で稀勢の里と対戦!? [奈良・旅行]
※2017年2月26日の記事
奈良県中西部に位置する葛城市當麻(たいま)にある珍しい相撲館、
『けはや座』へ行ってきました☆
近鉄當麻寺駅から徒歩5分ほどのアクセスのいい場所で、
住宅街を抜けるとそこに建物が突如出現♪
こちらの”當麻(たいま)”という地名と、
相撲館のネーミングにもなっている”けはや”の由来は、
相撲の開祖のひとりと言われる「當麻蹶速(たいまのけはや)」から☆
(写真は「けはや座」の館内展示より)
日本書紀に書かれた相撲の起源として、
大和の国當麻の「當麻蹶速」と、
出雲国の「野見宿禰(のみのすくね)」の、
垂仁天皇7年の対戦が始まりとされています♪
この「野見宿禰」と「當麻蹶速」の力比べが国技相撲の発祥とされ、
また我が国初の天覧相撲と言われています。
そしてこの勝負で勝った「野見宿禰」は相撲の神様として全国で顕彰されましたが、
一方で負けた「當麻蹶速」は見向きもされず
しかし相撲は相手があってのこと。
負けたとはいえ地元に何もないのはかわいそうだと、
平成2年にこの『けはや座』がオープンしました。
入り口すぐに「板番付」と呼ばれるものがあって、
こちらは木の板に書いた番付の原型とされているもの。
現在の本場所ごとに掲げられますが場所ごとにその大きさは微妙に違い、
東京・大阪・福岡・名古屋の順となっています。
そういえばもうすぐ”大阪場所”が始まりますね♪
番付上部が「入」の字になっているのは大入り満員を願うためだそうです。
ではここからは入館料300円で館内へ☆
力士の絵の暖簾をくぐると「土俵」が目の前に!
本場所と同サイズの本格的な土俵が完備されています。
そして土俵上には第72代横綱・稀勢の里関が仁王立ち
ちなみに開館の土俵入りをしたのは元横綱・北勝海です。
館内の方に尋ねると靴のまま土俵に上がってもOK。
そして写真撮影も女性も大丈夫とのことなので、
ここは横綱の胸を借りるつもりでいざ勝負( `ー´)ノ
靴のまま服のままですが失礼して土俵に上がります。
人生初の本格的な”土俵”に上がってまず感じたのは、
力士が大きいからかテレビで思っていたよりかなり広い。
そしてコンクリートのような硬さに、
こんなところに投げつけられたら失神してしまいそうです。
おっと、大一番を前に緊張していたのか塩を取るのを忘れてました!
では土俵中央にて稀勢の里関と対峙。
目の当たりにするととっても大きな稀勢の里関
時間いっぱい!はっけよ~い、のこった!!
・・・・・この後しばらく記憶がありません(=_=)
気づけばマス席。
このマス席も館内に設置されており臨場感あります。
いつかマス席でホンモノの相撲を見てみたい♪
こちらの”着ぐるみ”のほか”ちょんまげかつら”や”まわし”もあるので、
日本人だけでなく外国人観光客にも人気のスポットになっているようです。
(全て自由に使用可能)
『けはや座』は2階建てで古い写真や資料が展示されており、
その中でも気になる「関取の待遇」という資料には、
優勝賞金1千万円、懸賞金は旗1本につき5万5千円と記載。
これからテレビを見て懸賞の本数に身震いしそう♪
そして手形などが2階には常設展示☆
こちらは横綱・白鵬関の手形で、
他にも日馬富士関や故・千代の富士関の手形なども。
訪れたのは土曜日の午後でしたがお客さんは少なめでした。
奈良北部や大阪市からはちょっと不便なところにありますが、
これからの相撲人気復活で『けはや座』の大入り満員を期待します(^^)/
相撲の歴史がたくさん詰まった『けはや座』は、
駅から「當麻寺」へ続く道中にあります。
ということでこの後は「當麻寺」へ向かおうと思いますが、
その模様は次回ブログにて♪
<相撲館 けはや座>
開館時間 午前10時から午後5時
休館日 火曜日、水曜日(祝日は開館)
価格:5,724円 |
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