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奈良・吉野の紅葉散歩~世界文化遺産・金峯山寺~ [寺社仏閣]

※2016年11月27日の記事




前回から続き”金峯山寺”へとやって来ました。

 

2004年7月に吉野山を含む、

 

「紀伊山地の霊場と参拝道」がユネスコの世界遺産に認定。

 

その吉野山にある”金峯山寺”も世界文化遺産に登録されています☆

 

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その文化的にも価値の高い歴史あるお寺と紅葉をご覧下さい♪

 
正面入り口から石段を上がりいざ拝観☆

 

日暮れも近くちょっと薄暗いですが、

 

境内は紅葉も色づきなかなかいい雰囲気♪

 

短い石段を上がって目の前には、

 

とても大きな「金峯山寺・蔵王堂」の本堂☆

 

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写真ではそれほど大きく見えないかも知れませんが、

 

こちらの「金峯山寺本堂(蔵王堂)」は、

 

奈良・東大寺大仏殿に次ぐ木造大建築なのであります。

 

もちろん”国宝”に指定されており、

 

その高さはなんと約34mもあるそうですよ♪

 

”蔵王堂”正面広場には桜の木が植えらていて囲いがされていますので、 

 

時計回りに歩いて参拝したいと思います。

 

向かって左側の「手水」はいたってシンプル☆

 

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こちらの手水付近から「金峯山寺・蔵王堂」の姿を撮影☆

 

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こちらの写真だとその大きさが伝わるでしょう? 

(正面5間、側面6間)

 

檜皮葺き(ひわだぶき)の大屋根がとても印象的な本堂は、

 

近鉄吉野駅舎もこの本堂をイメージしたのかも知れませんね♪

 

創立年代は不明ですが、

 

寺伝によると7世紀に修験道の開祖役行者によって創建されたそうで、

 

現在の建物は天正20(1592)年に再建したものです。 

 

堂内には高さ7mにもおよぶ本尊”金剛蔵王権現”の巨像三体が安置。

 

訪れたときは「日本最大の秘仏特別開帳」がされていましたが、

 

ちょっと時間もなく拝観料(1,000円)かかるので入堂はせず・・・

 

外から手を合わせて拝み先へと進みます♪

 

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至る所に紅葉があって境内はとてもいい風景。

 

そして正面の石段を降りた所にあるのが、

 

「後醍醐天皇導きの稲荷」

 

京を脱出して夜道に迷われた後醍醐天皇はこちらの神社前で、

 

”むば玉の暗き闇路に迷うなり、我にかさなむ三つのともし火”

 

とお詠みに。

 

すると、

 

ひとむらの紅い雲が現れ吉野への臨幸の道を照らしたそう。

 

それから心の迷いがあるときこの神にお祈りすると、

 

おのずと道が開けると言い伝えられています。

 

毎年12月8日に御例祭が行われ大変な賑わいになるそうですよ♪

 

これにて「金峯山寺」をあとにしようと思いますが、

 

疑問に思っていたことが1つあります。


それはロープウェイに乗って”吉野山”駅から歩いてきましたが、

 

仁王門をくぐると本堂の裏手側に出てしまうという事・・・

 

今までの経験だと仁王門をくぐると正面に本堂を見る配置だったのですが、

 

こちらは正面入り口からだと本堂の裏手に仁王門があります。

 

これはどういうことでしょう? 

 

そしてその疑問の答えが蔵王堂横の看板に書かれていました☆

 

”大峰山寺が山上蔵王堂と呼ばれるのに対して、

 

金峯山寺が山下蔵王堂と呼ばれ修験道の中心に”

 

すなわち修験道の反対側からやって来たという事だったのです!

 

山から下山してくる”修験者に向けられて建立されたお寺”なんだなぁ~と、

 

その吉野山系を眺めがらつくづく実感するのでありました♪  






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