法隆寺は日本最初の世界文化遺産です~前編~ [寺社仏閣]
※2016年10月30日の記事
飛鳥時代を今に伝える世界最古の木造建築として知られている、
奈良県西部・斑鳩町(いかるが)にある「法隆寺」へ行って来ました☆
地元にいるとあまり訪れる機会もなく、
中学生時代以来の再訪問となりました。
そんな久しぶりな法隆寺の模様を、
前編・後篇の2回に分けてお送りいたします♪
まずはJR法隆寺駅から徒歩でアクセス☆
(バスもありますよ♪)
JR法隆寺駅からず~と北方面に歩いていると、
道路には「いかるが町」のご当地マンホール☆
マンホールには法隆寺の五重塔の模様・・・
最近はこういうご当地マンホールが流行っているようですね。
この日はとてもいい天気に恵まれのんびりと散歩気分で歩くこと約15分、
法隆寺の参道へと到着☆
参道の両脇をお土産屋や柿の葉寿司などの飲食店が軒をつらね、
その真ん中にキレイに松林が植えられた参道は、
参拝者の気持ちを高ぶらせるとてもいい風景~
そしてその松林を抜けるとあるのが、
法隆寺の総門「南大門」(国宝・室町時代)
法隆寺の玄関にあたるこの立派な南大門は、
永享10年(1438)に再建されたもの。
その神聖な門をくぐり境内へと入っていきます。
まず初めに法隆寺は五重塔・金堂を中心とした西院伽藍(さいいんがらん)と、
夢殿を中心とした東院伽藍(とういんがらん)に分別☆
この前編ではその”西院伽藍”の模様をお送りしたいと思います♪
西院伽藍前の手水舎は龍の形☆
「法隆寺」は聖徳太子が建立された寺院として1400年の伝統を誇り、
1993年12月にユネスコの世界文化遺産に初めて登録された第一号☆
無料で見れるところもありますが重要なところは有料。
西院伽藍・大宝蔵院・東院伽藍(夢殿)の3ヶ所通し参拝料金1,500円を納め、
まずは西院伽藍へと入りましょう~
入ってすぐ目の前に見えてくるのが、
美しい木造建築の「五重塔と金堂」(共に飛鳥時代)
法隆寺の創建由来は、
用明天皇が自らのご病気の平癒を祈って寺と仏像を造ることを誓願されましたが、
実現を見ないまま崩御されたといいます。
そこで推古天皇と聖徳太子が用明天皇のご遺願を継ぎ、
推古15年(607)に寺とその本尊”薬師如来”を造られたのが、
この「法隆寺」であると伝えています。
美しい五重塔の高さは約32.5メートル、
わが国最古の五重塔は法隆寺のシンボルタワー☆
最下層の内陣には奈良時代初期に造られた像群がありますが撮影禁止、
その穏やかなお顔をしたご様子は心が和みます。
ぜひご自身の肉眼でご覧いただきとうございます♪
こちらの金堂ではご本尊が安置されています。
残念ながらこちらも撮影禁止ですがその内部には薬師如来像のほか、
様々な日本の歴史に重要な像が安置。
周囲の壁画は昭和24年に消失しましたが、
再現壁画が創建当初の美しさが偲ばれます♪
「大講堂」(平安時代)
仏教の学問を研鑚(けんさん)したり法要を行う施設として建立。
落雷によって消失しましたが正暦元年(990)に再建、
その時に造られたご本尊の薬師三尊像と四天王像を安置。
(※撮影禁止)
天井も高く広い大講堂はとても厳かな気持ちに♪
「回廊の柱」
木の柱は形が真ん中辺りが膨れていますね。
これはギリシャのパルテノン神殿の柱と一緒で、
「シルクロードよりはるかこの奈良の地に伝えられた」
と中学時代に習ったのを思い出します☆
この法隆寺にはこの西院伽藍の他にもたくさんの宝物類があります。
広さ約18万7千平方メートルの境内には、
国宝・重文に指定されたものだけでも約190件、
点数にして約3000点にも!
次回後編では、
大宝物院や東院伽藍(夢殿)を拝観しその宝物類を見て廻りたいと思います♪
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